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法律系中国ドラマって面白いの?厳選した作品3選と視聴方法の紹介。

中国ドラマ専門家

中国ドラマ歴5年。中国版大奥に始まり、現代版の恋愛物や陰謀論系等様々試聴してきました。このブログでは単にドラマレビューを公開するだけではなく、中国の文化や歴史的背景が内容の展開にどのように影響を与えるのかに関しても考察をしております。

学びを求めている方には面白いと思いますし、中国ドラマの内容が理解しづらい、という方にも何かしらのお役に立てるのではないかと思います。





今回の記事は法律がメインですので、初めは少々堅い内容になるかもしれません。
日本のドラマと同様、多くの中国ドラマは「恋愛」的要素が関わることが多いですよね?女官の争いにしても、科挙にしてもはたまた医療にしても、主人公とヒロインの恋愛模様が描かれているように感じます。
今回も御多分に洩れず法律と恋愛がメインのドラマの紹介です。ただちょっとその前にせっかくの機会ですので、日本と中国における法律の差異に関して調査してみました。

法律を作る方法と誰が影響力を持っているか

日本の法律:

  • みんなで決める: 日本では、法律は国会という場所で選ばれた代表者が議論して決めます。この国会で決まったことを、政府が実際に行います。裁判所はその法律に基づいて公平に裁判を行います。
  • ルールブックがしっかりしている: 日本の法律は、細かいルールが決まっていて、みんながそれを守るようにしています。

中国の法律:

  • 党がリードする: 中国では、中国共産党が法律を作る際に大きな影響力を持っています。党が決めたことが法律に反映されることが多いです。
  • 柔軟に変わる: 中国の法律は、社会の変化や政府の方針に合わせて柔軟に変わることが多いです。

人権の保障

日本の法律:

  • 憲法で人権が守られている: 日本では、憲法によって人々の基本的な権利が保障されています。自由や権利を大切にするための法律が整っています。
  • 国際基準を守る: 日本は国際的な人権基準も守っており、国際社会の基準に沿った法の適用が行われています。

中国の法律:

  • 人権の保障に制約がある: 中国の法律にも人権の保障がありますが、実際には制約が多く、特に政治的な活動や表現の自由には制限があります。
  • 党の影響で法の適用が変わることも: 法律は党の指導の下で運用されるため、党の方針によって法の適用が変わることがあります。



罰の重さが異なる代表例

麻薬犯罪

日本:

  • 厳しい取り締まり: 日本では麻薬犯罪に対して非常に厳しい取り締まりが行われており、少量の所持でも重い罰則が科せられます。例えば、覚醒剤の所持や使用に関しては、通常は10年以下の懲役刑が科せられます。
  • 再犯防止のための措置: 麻薬犯罪者には、再犯防止のためのリハビリプログラムや治療プログラムも提供されます。

中国:

  • 非常に重い罰則: 中国では麻薬犯罪に対する罰則が非常に厳しく、麻薬の製造・販売・大量所持などの場合には死刑が科せられることもあります。少量の所持や使用でも長期の懲役刑が科せられます。
  • 厳格な取り締まり: 中国政府は麻薬犯罪に対して厳格な取り締まりを行っており、国際的な麻薬密輸組織に対しても厳しい措置を取っています。

言論の自由に関する犯罪

日本:

  • 表現の自由が保障されている: 日本では憲法で表現の自由が保障されており、政府に対する批判や意見の表明が法律で保護されています。名誉毀損や侮辱罪に関する規定はありますが、一般的には表現の自由が広く認められています。
  • 軽い罰則: 名誉毀損罪や侮辱罪の場合、罰則は比較的軽く、罰金や短期間の拘禁刑が主です。

中国:

  • 厳しい制限: 中国では表現の自由に対する制限が厳しく、政府や共産党を批判する言論は厳しく取り締まられます。特にインターネット上での批判的な発言や情報の拡散は、国家の安全を脅かすものとみなされることがあります。
  • 重い罰則: 政府や党に対する批判的な発言に対しては、長期の懲役刑や監視、場合によっては強制労働が科せられることもあります。政治的な活動や人権活動に対する弾圧も厳しく、逮捕や拘禁が行われることがあります。

経済犯罪(例えば贈収賄)

日本:

  • 法律に基づく厳格な処罰: 日本では贈収賄に関する法律が整備されており、公務員が収賄を行った場合には、通常5年以下の懲役刑や罰金刑が科せられます。企業の不正行為についても厳しい罰則が設けられています。
  • 企業のコンプライアンス: 企業はコンプライアンス(法令遵守)を強化し、不正行為を防止するための内部監査や教育プログラムを導入しています。

中国:

  • 非常に厳しい罰則: 中国では贈収賄に対する罰則が非常に厳しく、高額の賄賂を受け取った場合には死刑が科せられることもあります。特に高官や企業の幹部が関与した場合、厳しい刑罰が適用されます。
  • 反腐敗運動: 中国政府は反腐敗運動を積極的に展開しており、高官から地方官まで幅広く取り締まりを行っています。大規模な汚職事件では、多くの関係者が処罰されることがあります。

以上、簡単ではありますが日本と中国における法解釈の違いに関して紹介しました。

ではここからは法律に関しての中国ドラマを幾つか紹介したいと思います。

リーガルクイーン

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「リーガル・クイーン」(原題:女士的法則)は、中国の2022年のドラマで、全40話から成ります。このドラマは、女性弁護士たちが法廷での戦いと個人的な成長を描く法廷ドラマです。物語は、強い意志と卓越したスキルを持つ主人公の女性弁護士が、さまざまな事件を通じて成長し、真実を追求する姿を中心に展開されます。

主人公の弁護士は、困難な状況に立ち向かいながらも、クライアントのために全力を尽くします。彼女の法廷での戦いは、しばしば感情的な葛藤や倫理的な問題を伴い、視聴者に深い感動を与えます。ドラマは、法律の厳しさと人間ドラマの交錯を描き、見応えのある展開が続きます。

主要キャストには実力派の俳優陣が揃っており、リアルな法廷シーンや緻密なストーリーテリングが特徴です。女性の視点から描かれる物語は、多くの視聴者に共感を呼び、特に働く女性たちに勇気とインスピレーションを与える内容となっています。

このドラマは、法と正義、そして人間関係の複雑さを描きながら、視聴者を最後まで引きつける力を持っています。法廷ドラマとしての緊張感と、キャラクターたちの成長を描く人間ドラマとしての要素が見事に融合しています。

出演:ジャン・シューイン、リウ・ミンタオ他

マリアージュプラン

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「マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~」**は、巧みな嘘と策略を駆使する弁護士が主役の中国ドラマです。主人公の弁護士は、職業柄、さまざまな嘘をついてクライアントを守りますが、ある日、ひょんなことから偽装結婚に巻き込まれます。この偽装結婚を通じて、彼は次第に本物の愛の意味に気付き、自己の成長とともに真実の愛を見つけていきます。

ドラマは、弁護士の仕事や日常生活を背景に、恋愛や結婚の複雑さ、そして人間関係の成長を描いています。偽装結婚というユニークな設定を通じて、嘘から始まった関係が真実の愛に変わっていく過程がコミカルかつ感動的に表現されています。主人公のキャラクターは、冷徹な弁護士から情熱的な恋人へと変化していくさまが見どころです。

登場人物たちの人間模様やエピソードは、多くの視聴者に共感を呼び、笑いと涙を誘います。また、法廷での駆け引きや日常のトラブルを通じて、法と愛の間で揺れ動く主人公の心情が丁寧に描かれています。

このドラマは、恋愛ドラマとしてだけでなく、法廷ドラマとしても楽しめる要素が詰まっており、視聴者に深い感動と楽しさを提供します。嘘と愛の絡み合うストーリーは、視聴者を最後まで引きつけ、見終わった後にも余韻を残します。

出演:ヤンミー、シューカイ他

見習い弁護士パン・イエン

「見習い弁護士パン・イエン」**は、2023年に中国で放送されたリアルなリーガルコメディドラマです。全36話からなるこの作品は、平凡な日常の中で様々な事件に直面する見習い弁護士、潘岩(パン・イエン)を描いています。彼は、美人で孤高の女神左娜(ズオナー)や優等生の舒一南(シュー・イーナン)とともに、先輩たちの指導の下で成長していきます。

ドラマは、人情と法律、正義と利益の狭間で揺れ動くキャラクターたちの奮闘をリアルに描きます。特に、挫折を知らない舒一南が初めての経験を通じて成長する姿に注目です。また、潘岩が裁判の経験を活かしながら成長する過程も見どころの一つです。

出演:グオ・チーリン、ジン・チェン他

視聴可能なプラットフォームの紹介

ここまで3作品を紹介してきました。最近ではマリアージュプランはCSでも放映していたこともあり、日本でも人気作品の1つですよね?中国No.1イケメンの定評が高いシューカイと数々の人気ドラマで主役を張ってきたこれまで中国美人俳優のヤンミーのタッグは近年の現代ドラマではトップクラスと言えるでしょう。リーガルクイーンは正統派法律系ドラマとして呼び声が高く、いくつかの定額動画配信サービスで視聴することができます。3番目に紹介した見習い弁護士パン・イエンは2023年の作品ということもあり、まだ情報量が多くなく、ご存じない方も多いかもしれません。

中国ドラマの視聴できる、代表的な動画配信サービスは、U-NEXT、Hulu、Amazonプライムが代表的ですが、今回の3作品が視聴可能かは以下のような結果になりました。

意外と視聴できないものだなぁと言うのが個人的な感想です。ただU-NEXTを契約しておけばそうそう外れることは無いと言えるのかなと思います。

アフィリリンクではありませんので、安心してU-NEXTのページへ飛んでください。
さて、紹介したにも関わらず視聴する方法が見つかっていない見習い弁護士バン・イエンですが、探して見たら見つかりました。以下サイトにて視聴が可能です。

Screenshot

みるアジアという動画配信サイトになります。今回調べていて初めて知りましたが、サイト名の通りアジアのドラマを観たい方にはうってつけなのかもしれません。ご興味のある方はページをご覧になってみてはいかがでしょうか?※こちらもアフィリリンクではありませんのでご安心を。

まとめ

今回の記事は法律がメインで、初めは堅い内容になりました。日本と同様、中国のドラマも恋愛要素が多いですが、今回は法律と恋愛をテーマにしたドラマを紹介しました。その前に、日本と中国の法律の違いについて調査しました。

日本の法律は国会で選ばれた代表者が議論して決め、裁判所が公平に裁判を行います。中国では共産党が法律作成に大きな影響力を持ち、柔軟に変わることが多いです。

人権保障では、日本は憲法で基本的な権利を守り、国際基準を守っています。中国では人権保障に制約があり、特に政治的な活動や表現の自由に制限があります。

次に、法律をテーマにした中国ドラマを紹介しました。

「リーガル・クイーン」は2022年のドラマで、女性弁護士たちの成長を描いています。強い意志とスキルを持つ主人公が、さまざまな事件を通じて成長し、真実を追求する姿が感動を呼びます。

「マリアージュ・ブラン」は巧みな嘘と策略を駆使する弁護士が主役で、偽装結婚を通じて本物の愛を見つけるドラマです。

「見習い弁護士パン・イエン」は2023年のリアルなリーガルコメディで、見習い弁護士が成長する姿を描いています。

U-NEXTが比較的多くの作品を網羅していますが、「見習い弁護士パン・イエン」は「みるアジア」で視聴可能です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。



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学びを求めている方には面白いと思いますし、中国ドラマの内容が理解しづらい、という方にも何かしらのお役に立てるのではないかと思います。

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